【DIY】NFCカードを使ったスマート名刺の制作(前編)

作成のきっかけ

先日友人から名刺を作ってもらったのですが、やはり高専生であれば、紙の名刺だけでは面白みに欠けますよね?そんな最中、いつも通りSNSを徘徊していたところ、面白いアイデアを見つけました。株式会社Share MEから販売されている、スマート名刺の「Share ME」というものです。販売ページによると、Share MEはカードを購入し、プロフィールを作成後、自動でカードとリンクされるとのことです。紙の名刺であれば、役職が変わったりした時に、また何枚も刷らなけばいけない手間や、名刺を切らしてしまうといった心配をする必要もなくなるということです。すごく便利ですよね?しかし、ホームページを最後までスクロールした時思ったことはただ一つ。「これ自作できるんじゃね?」確かに、仕組みとしてはNFCが入っているカードな訳ですから、作ろうと思えば中学生でも作成できると思ったわけです。ということで、今回は予算1000円以内でスマート名刺の作成にチャレンジしようと思います。

構築方法

技術スタック

  • NFCカード: NTAG215 黒無地
  • 実行環境: iPhone13 Pro , iOS26.2
  • NFC書き込みアプリ: NFC tools(App Storeにてダウンロード)

今回の作成にあたり、この記事ではNFCカードに情報を書き込み、NFC対応のスマートフォンにかざすことで書き込んだ情報を見れることを目的とします。プロフィール表示用のWebサイトに関しては、次回の記事にて構築方法を紹介します。

構築手順

1, NFCカードの選定

まずは、NFCカードを購入するところから始めましょう。ここで注意すべきことはNFCの型番です。必ず「NTAG215」というものを購入しましょう。理由としては主に2つあります。1つ目は、互換性です。Android、iPhoneどちらでも読み取れる型番なので、購入前に必ず確認してください。2つ目は、容量です。今回購入したものは492バイトですが、これだけあればURLの書き込みは問題なく行えます。

2, NFCカードの動作確認

続いて、NFCカードがきちんと動作するのかを確認しましょう。今回使用したアプリは、「NFC tools」というものです。基本全て無料で使用できるため、最も適切だと考え選びました。アプリを開いたら、「読む」をタップして、スマホの画面に従いNFCカードを読み取ってください。

読み取りが終わったら、一番上の「タグの種類」と下から2番目の「書き込み可能」を見てください。

タグの種類がNTAG215かどうか、書き込み可能が「はい」になっていれば問題なく先に進めます。

3, NFCカードへの書き込み

いよいよカードへの書き込みを行います。ホーム画面から、「書く」を選択し、「レコードを追加」を選択してください。

「レコードを追加」を押したら、上から2つ目の「URL/URI」を選択してください。「カスタムURL/URI」でも動作はしますが、必ずしも実行できるかは環境によって依存します。特別な理由がない限り、「URL/URI」がいいでしょう。

URLを入力してOKを押せば完了です。

OKを押すと「書く」の画面にもどり、下の方に、先ほど追加したURLが表示されます。下の画像のようになっていれば、あとは書き込みをタップします。

書き込みを開始すると、iPhoneの場合、下の方にこんな画面が出てきます。iPhoneの左上をNFCカードにかざして数秒待てば完了です。

これで書き込みは完了です。あとはカードを相手に読み取ってもらうだけで完了です!読み取るとこんな感じで通知が来ます。これをタップすれば画面が移行する感じです。

検証

今回は、私の自己紹介のページのURLを書き込み、NFC対応のスマートフォンでWebサイトを閲覧できるかを検証します。

iPhoneの上部をカードにかざします。体感2秒程度で認識してくれました。

慣れればすぐに読み取ることができるのですが、少しコツがいる部分もあるので、ここでまとめておきます。

  • iPhoneの上部にほぼ垂直にかざす 一番精度が良いです。ただ、実際の場面でやるには難易度が高い
  • カメラ横の部分にカードをしっかり押し当てる 一番やりやすいです。軽くタッチするだけで大丈夫です

読み取ったURLをタップすると問題なく表示されました。無事完成です!!

結果

今回の「予算1000円以内」でスマート名刺を作成するという試みですが、問題なく動作したことからも、大成功と見て間違いないでしょう。まず予算についてですが、このNFCカードがAmazon.co.jpにて5枚入りで680円(送料込み)、名刺はファミリーマートのコンビニプリントにてL版のシール印刷を行いました。こちらは200円です。ということで合計で、880円。んーコスパ良い。さらに言ってしまえば5枚入りですから、単純計算で1枚136円。金欠高専生にとってはまさに理想のDIYですね。今回使用したNFCカードについても少し述べますと、まず外観ですが、全部くろにしたのは少し悪手だったと考えています。その理由は傷の目立ちやすさと、自分で書き込むことができないところにあります。やはり名刺ですから、外観は欠かせません。しかし黒であるからなのか、元々だったのかはわかりませんがかなり傷が目立っていました。ここは、裏のデザインも貼り付けるといった対応で解決しそうですね。

今後の計画

今回はNFCカードに情報を書き込むという内容でしたが、やはりホームページを表示させるだけでは面白みに欠けますし、高専生らしくありませんよね?加えてShare MEでは、プロフィールの情報をしっかり見れるUIを採用しているわけですから、ここもまだまだ足りない要素です。そこで、今後はNFCタグに掲載するためのWebアプリの作成を行っていこうと考えています。現在作成途中ではありますが、HTMLに加えてSQLなどのデータベースを取り入れ、より安全に利用できるよう計画しております。また先日面白いものを見つけてしまいまして、それが「vCARD」というものですが、どうやらファイルをダウンロードするだけで連絡先に情報が自動で記録されるという超便利なものがあるらしいです。こんなの導入しないわけないですよね?というふうにソフトウェアではかなり計画が固まってきました。一方でハードウェアの方ですが、個人的にはよりカードの見栄えを良くするために、もう一度コンビニにてプリントし貼り付けを行ったり、ラミネート加工を施したり、裏にQRコードを記載した印刷を作成し、NFCに対応していないスマートフォンやタブレットでも確認できるようにするといったアイデアがあります。次回の記事ではWebアプリの開発を中心に取り上げてまいりますので、ぜひご覧いただけると幸いです。

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このサイトでは、他にも技術的な取り組みを定期的に更新しております。もしご興味がありましたら、ぜひご覧ください。

より詳細な作成方法について

今回のNFCカードの作成について、より詳細な作成方法につきましては安全のため非公開としております。万が一、ご覧になりたい方は下記のコメントをご利用ください。

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