導入
以前にイベントや交流会に出席した際、予め用意しておいた名刺が切れてしまうことがありました。また、名刺の発注にもコストがかかり、少し規模の大きいイベント等に出席するとすぐになくなってしまうということで、名刺のデジタル化に挑戦することにしました。
今回は仲介発注者が名刺用紙を大量に誤発注してしまったこともあり、手持ちの材料のみでスマート名刺の作成にチャレンジしようと思います。
環境
- NFCタグ – 1枚
- iPhone 15 Pro – iOS26.2
- NFC tools (App)
構築
今回は名刺を複数枚重ねた内側に円形のNFCタグを埋め込む方針で作成しました。
構築方法やNFCタグへの書き込み方法は以下の記事で解説していますので、ぜひご参考にしてください。
実際に名刺の中心に穴を開けてNFCタグを埋め込んだものがこちらになります。
穴を開ける際にカッターナイフを使用してくり抜く方法もありましたが、今回は切れ目を入れてハサミで直接円を描くように切るようにしました。
中心にはまって見えるものが今回使用しているNFCタグです。このタグは逸般の誤家庭ならじゃらじゃら転がっているような汎用品を使用しています。

続いて表面・背面に名刺を貼り付けて外かの見た目を美しく整えます。
各名刺用紙や表面背面はテープのりで4方向から接着を行っています。
今回は2025年12月に発行した少し古い名刺を使用していますが、変えようと思えば表面を剥がして貼り直すだけなので簡単にデザインの変更も行うことができます。

さいごにデジタル名刺は長い期間一枚の名刺を使い回すのでなるべく汚れや傷がつかないようにラミネートを行います。
ラミネート後、端の部分や汚い部分等を整え、NFCにデータを書き込み、デジタル名刺の完成です。

感想
今回、NFCタグを用いたデジタル名刺を作成したことで、身近な技術を活用して実用的なものを作れることを実感しました。名刺が切れてしまうという実体験から発想し、手持ちの材料のみで形にできた点は、非常に良い経験になったと感じています。また、名刺の内部にNFCタグを埋め込む構造を採用したことで、見た目を大きく損なうことなく機能を持たせることができました。
一方で、加工の精度や仕上がりの美しさについては、改善の余地があると感じました。特に穴あけや貼り付けの工程では、丁寧な作業の重要性を再認識しました。今回の制作を通して、デジタル技術とアナログな工作を組み合わせる難しさと面白さの両方を学ぶことができ、非常に有意義な取り組みであったと考えています。


