概要
2026年01月27日、Open AIはLaTeXを使用した論文作成環境「Prism」を公開した。
今回はこのPrismを使用して実際にレポート作成時間や生成精度を確認し、今後の有用性について考える。
Prism は、科学論文の執筆と共同作業に GPT‑5.2 を直接統合した、無料の LaTeX ネイティブなワークスペースです。
環境
- Open AI Prism「https://prism.openai.com」
- ChatGPT GPT 5.2
- Overleaf (比較用)
- LuaLaTeX
検証
Prismにて新規プロジェクトを立ち上げるとこの様な画面が現れる。
ここでLaTeXの初期設定等を行う。

記述環境を「ltjsarticle」に変更し、LuaLaTeXでコンパイルする様に設定を行い、以前Orverleafで作成していたプロジェクトを読み込ませ、その後実際にコンパイルを行った。

なんかすっごくエラーが出ている様に感じるが、色々初めて触るのでとりあえずはフルシカトし、コンパイルを行う。
コンパイル時少し気になったのが、文字数はそんなに多くなく、画像もまだ読み込まないはずだが、コンパイル時間が非常に長いことである。
Orverleafだと10秒もかからずにコンパイルができるが、Prismだとファーストコンパイルに1分以上かかってしまっている。

C言語のプログラムを載せたLaTeXのコンパイルを行ったが、エラーこそあるが一応綺麗にPDF出力が行える。
比較として下にOverleafの出力画面を載せる。

発生していたエラーに関してはPrismに搭載されているChatGPT-5.2を使用して一言で修正を行うことができた。
OverleafとLaTeX出力に関する機能差こそあるが、やはりAIにネイティブ対応している点はPrismの揺るぎない利点であることがわかる。

PDFファイルを添付し、残りのセクションを進めるように指示を出してみるが、以下のエラーで処理が行われなかった。
どうやら現状ではPDFやtxtファイルへの対応はネイティブ対応はしていない様だ。

エラー
400 The image data you provided does not represent a valid image. Please check your input and try again with one of the supported image formats: [‘image/jpeg’, ‘image/png’, ‘image/gif’, ‘image/webp’].
続きの生成を試してみる。

一度の生成指示で考察からまとめまで一気に生成が行われ、7~8割ほど実際のレポートに用いれる様な内容が生成された。
細かな指示をしていないので多少本レポートとは差異が生まれているが、問題なくレポートの作成に用いいることができた。


その後色々と試行錯誤を行い、約50分ほどでレポートの作成が完了した。
このレポートを今までのOverleafでの作成をしようとすると3~4時間かかっていた。
しかし、Prismを用いることでレポートの作成時間を30%以上短縮することができた。
今まで面倒だった写真やプログラムの挿入などを全てChatGPTが行ってくれることは非常に魅力的である。
一方でやはり、コンパイルの速度がどうしても引っ掛かってしまう。
他のWEB上で動作するLaTeXコンパイラと比べても明らかに速度が遅く、処理に時間がかかってしまっている。
また、重さの影響かプロンプトの読み込み精度が低く、プロンプトを投げても期待した様な修正が行われず、その次に別のプロンプトを投げた際に、前回のプロンプトが反映され修正されることが何度かあった。
実際に使用するのはまだ難しいが、もう少し機能が発展し、コンパイル速度が向上すれば快適に論文やレポートの作成を行うことができると思われる。


